研究会について

設立趣旨

地下水は飲料水や灌漑水を安定して供給できる大切な資源ですが、東日本大震災を契機に防災用水として着目されるなど、井戸工事への期待が高まっています。
同時に、再生エネルギーの普及促進が積極的に図られる中で、安定したエネルギー熱である地中熱を利用した省エネ工事が急速に実績を伸ばしています。
こうしたボーリング工事の需要増大の一方で、工程短縮を可能とする急速施工技術、低騒音化施工による生活環境保全、熱交換効率の向上に寄与する清水を利用した採熱孔掘削技術が強く求められるようになってきました。

そこで、これらの問題に対処する技術として、ビット先端に回転と振動を与えて掘削するロータリーバイブレーションタイプのソニックドリルを用いたソニックドリル工法を開発しました。
ソニックドリル技術研究会は、ソニックドリル工法の普及、技術の向上ならびにその健全なる発展を図ることを目的に設立したものです。

活動内容

  • ソニックドリル工法の掘削技術の向上と新製品の開発
  • 工法普及のための標準積算資料の作成
  • 井戸工事および地中熱工事等での掘削技術の共有
  • ソニックドリル工法の多方面の普及と宣伝
  • ソニックドリル工法の多方面への技術提案と多目的活用の促進
  • 地中熱工事分野での異業種との交流
  • 会員相互の情報のネットワーク化
  • その他、本会の目的を達成するために必要な事業活動

組織

ソニックドリル技術研究会組織図